お店に響くのは、リズミカルなミシンの音と、ときおりこぼれる笑い声。

楽しそうな表情と、真剣なまなざしが行ったり来たりする光景が、なんとも印象的でした。

ミシンに触れるのは学生以来という方、日常的に手芸を楽しまれている方。

それぞれの背景を持つ皆さんが、少し緊張しながらも夢中で手を動かす姿がとてもまぶしくて、こちらまで胸が熱くなるような時間でした。

「楽しい〜！」と自然にこぼれる声、真剣なまなざし、生地を選び、少しずつ形になっていくその過程のすべてに、ものづくりのワクワクが詰まっていて。

気づけば、空間全体がやさしく温かな空気に包まれていました。

「どの生地にしようかな？」と選ぶ時間も、ワークショップの大きな楽しみのひとつ。たくさんのインドブロックプリントの中から、自分の“好き”を見つけて手に取る瞬間、皆さんの表情がふわっとやわらかくなるのが印象的でした。自分で選んだ生地を手に、笑顔で縫い進める姿に、見ているこちらまでうれしくなります。完成までのプロセスも、すべてがとっておきの時間になっていきます。

ワークショップを優しく導いてくださったのは、アパレルメーカーで長年デザイン企画を手がけてきた経験豊富な先生。縫い方に迷ったら、すぐそばで丁寧にサポートしてくれるので、「ミシンが初めて」「上手にできるかわからない」というの方でも安心です。プロならではのひとことに背中を押される場面も。ちょっとしたコツに、作ることの楽しさがぐっと増していきます。

ワークショップでは、職業用ミシンと業務用ミシンをご用意。ご家庭ではなかなか触れることのない本格的なミシンに、最初は少し緊張しながらも、踏み込むごとに表情はどんどん真剣に。ご自分で選んだブロックプリントの生地が、ひと針ごとにスカートのかたちになっていく喜びと高揚感。いつもと違う環境と機材だからこそ、仕上がりの美しさも格別です。

ミシンなんて自信ない…という方こそ、ぜひ飛び込んでみてください。初めての方にも扱いやすく、スタッフや講師がそばでサポートします。自分で選んだブロックプリントの生地が、少しずつ形になっていく感動は、きっと忘れられない体験に。ワークショップをきっかけに、「作ってみたい」が「作れた！」に変わる、その瞬間を味わってみませんか？