0-3.人生の主人公は、いつだって自分

人に与えられた環境は、それこそ世界中の一人ひとりが異なります。
たとえ生まれた環境が恵まれていなくても、(わたしのように)シングルマザーになったとしても......人生の主人公は、いつだって自分です。
生きていれば、誰だって悩みの種はつきません。特にパンデミックのような予期せぬことが起きたら、不安にもなるし絶望だってします。もちろんわたしも、そのひとりです。


でも、だからといって自分の運命を呪うのではなく、やれない理由を探して言い訳するのでもなく、「やりたいこと」を全部やって、たった一度の自分の人生を後悔なくまっとうしたい。
たとえ心が折れそうになっても、しばらく沈んだらまた立ち上がって、自分なりに一歩ずつ前進していきたい。
過去を悔やみ、未来ばかりを心配して生きたくない。
インドをはじめとした世界の貧困問題を解決できなくても、せめて、自分の目に映る人たちはできる限り笑顔にしたい。
だから、いまを懸命に生きる─ 。


本書は、わたしのこれまでの歩みを軸に、いま仕事や人生について悩む人たちに向 けて、「やりたいことを全部やる」という生き方のヒントになればという思いで書きました。
失敗もたくさんしたし、すべてを投げ出したくなったこともたくさんあります。そんなわたしの人生だからこそ、なにかしら役に立つことができるかもしれません。
わたしは自他ともに認める、とても不器用な人間です。
でも、わたしにだってできるのだから、誰だって「やりたいことは全部やれるよ!」 としっかり伝えたい。


「やりたいこと、全部やりたい」と思い続けることが、あなたと、そのまわりの人たちを幸せにしてくれます。


わたしは55歳になったいまでも、毎日のように失敗と成功を繰り返し、笑いながら泣き言をいいながら生きています。そして、そんな日々にある幸せを噛みしめながら生きている、真っ最中にあるのです。

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